CDMA方式の開発,導入,標準化,普及を促進するための非営利組織CDMA Development Group(CDG:http://www.cdg.org/)が米国時間10月14日に,第3世代(3G)の携帯電話サービスの「CDMA2000」方式に関する調査結果を発表した。

 初の商用第3世代移動通信(IMT-2000)として「CDMA2000」が配備されてから,10月で調度2年が経過した。

 現在,アジア,北中南アメリカ,欧州地域全体で,22のCDMA2000ネットワークが配備されている。また数カ月の内に,さらに19のネットワークの追加が予定されている。これらの商用ネットワークの展開により,世界の通信事業者はデータ転送速度が最高2.4Mビット/秒の第3世代データ・アプリケーションといったサービスを提供している。

 同調査結果は,通信事業者の報告をもとに,CDMA2000に関してデータ転送率,アプリケーション,ユーザー1人当たりの収入(ARPU)などをまとめたもの。詳しいデータは,同社のWWWサイトに掲載されている。

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