米SanDiskは現地時間9月25日に,USB 2.0対応の高速マルチカード・リーダー「ImageMate 6-in-1 memory card reader」をドイツで開催中のトレード・ショー「Photokina」にて発表した。CompactFlash-I,CompactFlash-II,SD,メモリースティック,Multimedia Card向けスロットを搭載し,USB 1.1との下位互換性も持つ。

 現在,ほとんどのカード・リーダーがデータ転送速度12Mビット/秒のUSB 1.1技術を採用している。同リーダーでは,高速なUSB 2.0を採用しているため480Mビット/秒のデータ転送速度を実現する。

 「メモリー・カードの容量が大きくなり続けている。ユーザーはより多くのデータ,オーディオ,ビデオの転送を望むようになっているため,同製品に利点を見出すことができる」(同社の製品マーケティング・マネージャのEric Bone氏)

 消費者の多くが,種類の異なるメモリー・カードを利用しており,自分が使うすべてのカードを処理する1台のリーダーを望んでいる。同リーダーは,この要望に応えるものになっている。

 付属するドッキング・ステーションは,同カード・リーダーをポータブル・コンピュータでも使いたいデスクトップ・ユーザーにとって有用である。移動先で利用するには,リーダーをドッキング・ステーションから離して,短いケーブルでポータブル・コンピュータにつなげる。同リーダーのサイズは,同社が現在提供しているデュアル・カード・リーダー製品ラインとほぼ同じ寸法だが,多少薄くなっている。

 同社のImageMate製品は,すべてUSB Mass Storage Class(MSC)に準拠しており,Windows Me/2000/XP,Mac OS 10.1.2以上ではプラグ&プレイで動作する。同製品は,Windows 98SE/Me/2000/XP,Mac OS 9.1.x以上/10.1.2以上/10.2に対応する。希望小売価格は49.99ドル。同年10月に出荷予定。

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