ストレージ装置ベンダーの米SmartDiskが米国時間6月21日に,フラッシュ・カード・リーダーの新製品群を発表した。発表したのは,スマート・メディア向け「SmartMedia Reader」,コンパクト・フラッシュ向け「Compact-Flash Reader」,ソニーのメモリースティック向け「Memory Stick Reader」,松下電器産業,米SanDisk,東芝が共同開発のSecure Digital(SD)カードおよびマルチメディア・カード向け 「SD/MMC Reader」の4製品。いずれもUSB対応である。SD/MMC Reader以外の3製品は7月末に出荷を始める。SD/MMC Readerのリリースは2001年第4四半期を予定している。価格は4製品とも39ドル95セント。

 デジタル・カメラやカムコーダ,Palm機など小型メモリー・カードを搭載する機器とパソコン間でのデータのやりとりを容易にする。画像などメディア・ファイルを簡単操作でパソコンなどに転送できる。メディア・カードの挿入や取り出しを簡易化するイジェクト・コネクタなどの機能も拡充した。米ACD Systemsが提供する画像編集ソフトウエア「ACDSee 3.1」や画像管理ソフトウエア(49ドル95セント相当)も同梱する。ドライバのインストールは不要で,簡易性や利便性を高めた。

 SmartDisk社は,6月25日にニューヨークで開催されるDigitalFocusにて製品のデモンストレーションを行う予定。

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