米TechnoCom社は「InterOps Safeguard Platform」のリリースを米国時間7月10日に開始した。同プラットフォームは,位置情報サービス(LBS)と米国の携帯電話キャリアに導入が義務づけられているE911(emergency cell phone location)ネットワークの実装や運用をサポートするもの。

 同製品は,すでにティアワン通信事業者に利用されており,効率的に無線位置情報システムの統合,配備,最適化,管理を行うとともに,すべての主要エアーインタフェースと位置情報技術をサポートしている。

 同社によれば,同製品で配備を合理化してネットワーク・パフォーマンスを監視することにより,無線位置情報システムの運用リスクと所有コストを削減できるという。独立したプラットフォームが通信事業者のWIN(Wireless Intelligent Network)内のサービスまたはメインテナンス・ポイントとして役割を果たし,無線位置情報システムのテスト,配備,運用サポートなどを可能にするさまざまな用途が提供される。

 同製品には,「Testing」,「Deployment」,「System Management」を含む3つのアプリケーション・ファミリが収録されている。米サンフランシスコで開催中の「SnapTrack/QUALCOMM」において,同製品のデモが行われる予定。

◎関連記事
「北米のテレマティックス市場,2006年には現在の6倍の約30億ドル規模に」,と米調査
米マイクロソフトと米ベライゾンが無線データ・サービスで提携
パイオニアがGPS携帯電話の位置情報をパソコンから管理できるサービスを開始
同時多発テロが浮き彫りにした,非常時におけるメディアの役割
位置情報サービスの“キラー・アプリ説”に疑問符

発表資料へ