米Eastman Kodak社が米国時間6月26日に,米GlobeXplorer社が同社のJPEG2000コンサルティング・サービスを採用することを発表した。同サービスにより,GlobeXplorer社のオンライン・カスタマに向けた画像配信の高速化を支援する。GlobeXplorer社は,インターネットでインタラクティブに航空写真と衛星写真を配信している。

 Kodak社のCommercial & Government Systemsユニットは,JPEG2000によるイメージ・ファイルの圧縮,ストレージ,転送機能を改善させるサービスを提供する。サービスには,イメージ・ファイルを管理するシステムのプランニング,評価,実装の支援とともにサポート・サービスが含まれている。

 同サービスにより,ユーザーは,インターネットを介して容量が大きいファイルの転送を高速化できるとともに,このようなファイルへのアクセス,共有,閲覧,ダウンロード,保存がより速くかつ容易にできるようになるという。

 同社は,GlobeXplorer社の大量な位置関連の航空写真アーカイブをプロプライエタリで高価なイメージ形式から新しいオープン標準のJPEG2000に変換するためのプロセスを開発する。この変換プロセスの実現により,同社はサービス・レベルを向上させながらライセンシング,ストレージ,転送コストを削減できるようになるという。

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