ソフトボートは3月14日,同社の画像処理開発ツールImageGear用のオプション「JPEG2000拡張コンポーネント」と「SimplePDF開発キット」の販売を開始した。

 ImageGearは,画像を扱ったアプリケーションを開発するためのイメージ処理開発ツール。多様な画像処理/画像変換機能を備えるほか,さまざまなアプリケーションから利用できるように600種類以上のAPIを備える。今回のJPEG2000拡張コンポーネントとSimplePDF開発キットは,Visual C++(VC++)やVisual Basic(VB)などのプログラミング開発環境を使って,ImageGearを拡張するオプション。

 JPEG2000拡張コンポーネントは,最新画像表示規格JPEG 2000の画像を作成したり,読み込めるようにする。JPEG 2000画像データの高速な圧縮/解凍,可逆圧縮または不可逆圧縮の選択,ファイル・サイズによる圧縮率の指定などの機能を備える。標準開発環境として,VC++ 6.0とVB 6.0に対応する。

 SimplePDF開発キットは,PDFファイルのテキストや画像データの座標を抽出する。PDFファイルの読み込みと擬似表示(文字列と画像だけ),複数のPDFファイルを同時処理,文字列および画像データのページごとの抽出などの機能を備える。標準対応開発環境はVC++ 6.0。

 価格は,JPEG2000拡張コンポーネントとしてVC++ 6.0用のJPEG2000 for ImageGear/DLL V11とVB 6.0用のJPEG2000 for ImageGear/ActiveX V11がそれぞれ14万8000円。SimplePDF開発キットとして,VC++ 6.0用のSimplePDF for ImageGear/DLL V11が24万8000円。

(日経ソフトウエア)