米Apple Computerが米国時間6月10日に,新たな広告キャンペーン「Real People」を開始した。実際に「Windows」ベースのパソコンから「Macintosh」に転向した人々が登場する。1998年に行った「Think Different」以来の大型キャンペーンである。
テレビ・コマーシャルは8パターンあり,それぞれのパターンで“転向者”がその経緯を語るというもの。Real Peopleキャンペーンに登場する“転向者”は,Windowsネットワーク管理者,作家,イラストレータ,小企業の経営者,プログラマ,インタラクティブ・プロデューサ,DJなど。
「俳優ではなく,実際にWindowsからMacintoshに転向した人々が,自分自身の言葉で語る。彼らの話がMacintoshへの転向を考えているユーザーの背中を押してくれるだろう」(Apple社CEOのSteve Jobs氏)
テレビ・コマーシャルは米ESPN,米CNBC,米Comedy Central,米Fox Newsなどの大手ケーブル・ネットワークで同日から放送される。また,米ABCの「Boston 24/7」や「The Drew Carey Show」,米NBCの「ER」や「NBA Finals」の時間帯に挿入される。印刷媒体では,今週号の「Time」と「Newsweek」をはじめ,その他の大手雑誌に掲載する。キャンペーンの一環として,同社は特別サイト(www.apple.com/switch)を設ける。
「2001年1月に『Digital Hub』戦略を発表して以来,Apple社は“Macintoshユーザー以外の95%”を引きつけるための探求に勢いをつけている」(Apple社)
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