米Apple Computerが米国時間4月17日に,2002年第2四半期(2002年1月~3月期)の決算を発表した。売上高は15億ドルで,前年同期の14億3000万ドルと比べて4%増収。純利益は4000万ドル(希薄化後の1株当たり利益は11セント)で,前年同期の4300万ドル(同12セント)と比べて減益となった。

 2002年1月~3月期の粗利率は27.4%。前年同期は26.9%だった。また,2002年1月~3月期は海外の売上高が総売上高の45%を占めた。

 同社が2002年1月~3月期に出荷した「Macintosh」は81万3000台で,前年同期と比べて8%増加した。

 Apple社CEOのSteve Jobs氏は,「新しい『iMac』への需要が高く,2002年1月~3月期の出荷台数は22万台にのぼった」と説明した。同氏はまた,新製品を開発中であることや,2002年末までにさらに20店のApple販売ストアを開店する計画を明らかにした。

 2002年第3四半期(2002年4月~6月期)の見通しについては,「売上高は約16億ドルの見込み。1株当たり利益は2002年1月~3月期と比べて横這いか,若干上昇するとみる」(同氏)と述べた。

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