米BroadVision社と米webMethodsは企業のセルフサービス・アプリケーションとバックエンド・システムの統合を高速化する製品を米国時間2月27日,発表した。「BroadVision Integration Services」は,webMethods社の技術をベースとしたビジュアル・プログラミング・インタフェースを提供している。そのためコーディングの必要なくデータにアクセスできる。

 同製品は,両社のOEM提携の拡張によって実現したもの。両社は,企業の内外を越えたインテグレーションを必要とする顧客のニーズに基づき,BroadVisionの企業向けセルフサービス・アプリケーションとwebMethodsのインテグレーション・プラットフォームを組み合わせた製品を完成させた。

 同製品により,BroadVisionアプリケーションはダイレクトに顧客のバックエンド・システムに接続して重要なデータにアクセスする。そしてその情報をセルフサービスの利用者に届けることが可能となる。企業内外のどこに情報が格納されているかに関わらず,エンド・ユーザーが統一された方法で情報にアクセスできる機能を強化する。

 同製品には,Baan,IBM MQシリーズ,J.D. Edwards,Microsoft Message Queuing (MSMQ) ,Oracle,PeopleSoft,SAP,Siebelを含むバックエンド・システムに対応するプリビルトのwebMethodsアダプタが付属する。このアダプタにより,顧客はインテグレーションの時間を短縮できる。またビジネス・ロジックとデータ変換を設定するグラフィカルな環境が提供される。他にも共通のシステムからデータをBroadVisionの企業ポータル・フレームである「BroadVision InfoExchange Portal」に表示させる機能も収録している。

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