米BroadVisionが米国時間7月3日に,2001年第2四半期決算の速報を発表した。売上高は5400万ドル~6000万ドルの範囲にとどまる見込み。前年同期の売上高は9530万ドル,アナリストの事前の予測は8480万ドルだった。

 一時的な費用を除いた1株あたり損失は16セント~19セントと予測する。

 「景気の減速が続き,業績に影響を与えた。多くの顧客がIT支出の大半を先送りにしている。2001年後半に状況が回復しない場合,経費や従業員に関してさらに対策を講じるつもりだ」(BroadVision社社長兼CEOのPehong Chen氏)。

 同社は,2001年3月31日以来,全従業員の32%にあたる695人を削減し,従業員数を約1500人にまで減らしたことを明らかにした。695人のなかには,先日売却を明らかにした子会社e-Pubsの社員150人が含まれる。今回新たにレイオフを明らかにしたのは220人。

 正式な第2四半期の決算報告は7月25日に行う予定である。

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