米AltaVistaの一部門であるAltaVista Softwareは米国時間12月18日に,同社の検索機能や検索ソフトウエアが米IBMのWebSphere製品で利用可能になったと発表した。

 AltaVista.comの検索機能と「AltaVista Enterprise Search」ソフトウエアをIBM社の「WebSphere Application Server」および,企業情報/アプリケーションのポータル・サーバー「WebSphere Portal Server」で利用できる。

 「WebSphere Application Serverに組み込むことにより,AltaVista社の検索ソフトウエアはユーザーのデフォルト技術となる。これにより我が社の検索ソフトウエアはこの基盤のすべてのアプリケーション層にアクセスできるようになる。ユーザーは,ebusinessプラットフォームの一環として強力な検索ツールの機能を生かせる」(AltaVista社)。

 具体的にはWebSphere Portal Serverで AltaVista社の検索技術を利用可能にする「AltaVista Enterprise Search Portlet」を提供する。これにより顧客は,(1)AltaVista Enterprise Searchを使い,自社の要求に合わせた検索機能を実装できるようになる。(2)AltaVista社が提供するWWW検索サイトの機能をWebSphere Portal Serverから利用できる。

 AltaVista Enterprise Search Portletは,AltaVista社のWWWサイトなどから無料でダウンロードできる。

 なおAltaVista社では,今後もIBM社のようなポータル・ソリューション・プロバイダと戦略的パートナーシップを結んでいくという。AltaVista社は,IBM社以外にも,米BEA Systems, 米Oracle, 米Novell,米ATGなどの製品向けに同社の検索技術を提供している。

◎関連記事
米ワイズナットがライコスジャパンに検索技術をライセンス供与
米グーグルが検索サービスを拡充,「30億のドキュメントにアクセスできる」
米Yahoo! ,米グーグルの検索サービスをWAP携帯電話向けに提供
ヤフーが検索エンジンにGoogleを導入。カテゴリ型・全文検索型を同時に実行
米グーグルがiモード向け検索サービスの提供を開始
オンライン検索サービスの米Ask Jeeves,“次世代"WWW検索技術の米Teomaを買収
5月のWWWサイト視聴率調査,米国人の3人に1人が検索エンジン/ポータルを利用
「検索エンジンでMSNが健闘,AOLを大きく引き離す,首位はYahoo!」と米調査

[発表資料へ]