「検索エンジン・サービスで,米MicrosoftのMSNが着々と利用を伸ばしている。米国市場ではシェアが15.9%に拡大し,競合各社をごぼう抜きして2位につけた」。Web関連の追跡調査を手掛ける米WebSideStoryが米国時間5月30日に,検索エンジンのWebポータル・サイトに関する調査結果を発表した。

 調査はWebSideStory社傘下の調査会社StatMarket社が5月21日(米国時間)に実施したもの。

 MSN社は1999年1月にサービスを開始,シェア1.13%でスタートした。後発ながら米Excite,米Alta Vista,米InfoSeek,米WebCrawler,米HotBot,米GoTo,米Lycos,米Snapといった競合を次々と追い抜き,米国市場で2位,世界市場では3位にのし上がった。

 インターネット・サービスで激しく争うライバルの米America Online(AOL)は米国市場,世界市場とも4位となっている。詳しい調査結果は以下の通り。

■表1 検索エンジンの利用状況(米国市場)

順位 検索エンジン・サイト シェア(%)
1 Yahoo 38.75
2 MSN 15.90
3 Google 11.29
4 AOL 7.77

出典:WebSideStory社

■表2 検索エンジンの利用状況(世界市場)

順位 検索エンジン・サイト シェア(%)
1 Yahoo 41.47
2 Google 13.87
3 MSN 12.91
4 AOL 5.40

出典:WebSideStory社

◎関連記事
<検索エンジン関連>
米Yahoo! ,米グーグルの検索サービスをWAP携帯電話向けに提供
米グーグルがiモード向け検索サービスの提供を開始

<MSNサービス関連>
■「『MSN Internet Access』のユーザーが500万人を超えた」と米マイクロソフト
「MSN Explorer」の提供でMSNサービス利用者が急増,と米マイクロソフト
「ビジタの94%が『MSN eShop』のサービスに満足」とMicrosoftの調査

<インターネット・サービス/競合関連>
AOLがサービスをIEからNetscapeに切り替えれば,ブラウザ戦争再燃
マーケティングの米AOL,技術とビジョンの米Microsoft,IM戦争は2003年に決着
「IMサービス,ユーザー数首位はAOLだが,Yahoo!とMSNが伸び率で凌ぐ」米社調べ

[発表資料へ]