米Solectronのサービス事業部門「Global Services」が,米Microsoftの家庭用ビデオ・ゲーム機「Xbox」の北米におけるアフターサービスとサポートを提供する。Solectron社が米国時間10月15日に,Microsoft社との提携を明らかにしたもの。

 提携金額などの詳細については明らかにしていない。なお,Xboxは2001年11月15日に北米で発売する予定である。

 Solectron社のGlobal Services社は,北米におけるXboxの保証内および保証外修理,再販向け修理を手がける。テネシー州メンフィス,トロント(カナダ),Guadalajara(メキシコ)の修理センターを利用する。センターではノート・パソコン,デスクトップ・パソコン,携帯電話機,高度通信およびネットワーク装置などの修理を「迅速な対応で」(Solectron社)提供している。

 「Xbox事業を進めるとともに,両社の相互利益が高まることを期待している」(Microsoft社Worldwide Operations部門バイス・プレジデントのBill Norman氏)。

 Xboxは,フロント・ローディング方式のDVDプレーヤや四つのコントローラ・ポート,Ethernetポートを備える。メモリ・カードや周辺装置向けのスロットを二つ用意する。CPUは733MHzのPentium III,米NVIDIA製3次元グラフィックスLSI,8Gバイトのハード・ディスク装置を搭載する。

 なおなお,Xboxの製造はSolectron社のライバルである米Flextronics Internationalが受注している。英Reutersによれば,「Flextronics社はこのところ製造に重点を置き,修理事業にはあまり力を入れていない。一方でSolectron社は修理事業に注力している」という。

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