「携帯電話にMP3プレーヤとゲームは不要」。米Strategy Analyticsが米国時間9月20日に,携帯電話購入を検討している消費者の意識調査を発表した。

 主な調査結果は次の通り。

・すべての層が個人情報管理(PIM)機能を求めている。特に携帯電話の使用経験の長い21歳~24歳のユーザーは,PIM機能のため30%余分にお金を支払ってもよいと考えている。

・携帯電話を活用しているユーザーは,デジカメ対応携帯電話に対して40%余分にお金を支払う用意がある。

・ブランドとデザインに重点を置くユーザーは,カラー・ディスプレイ対応電話にもっとも高い金額を支払うつもりである。

・Bluetooth対応電話は,特に携帯電話を仕事に使用するユーザーと使用経験の長いユーザーが望んでいる。

・携帯電話付属のゲームに関心を持つユーザーはわずか4%しかいない。

 「電話を買い換える際の主な判断材料は電池動作時間と価格だが,米国市場ではより高い機能を求める方向に変化し始めている。デジカメ,Bluethooth,マルチメディア機能に対する関心が高くなった。注目すべき点は,こういった機能に関心を持つユーザーは相当の対価を支払う意思があることだ」(Strategy Analytics社グローバル・ワイヤレス・プラクティス部門副社長のDavid Kerr氏)。

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