BIOSベンダーとして知られる米Phoenix Technologiesと三洋電機が米国時間10月2日に,三洋ブランドのインターネット・アクセス機能付き携帯電話「Mobile Communicator」を発表した。

 BluetoothやUSBに対応し,電子手帳(PIM:Personal Information Manager)機能を備える。英SymbianのOSをベースにする。三洋電機は,10月3日から7日にかけて幕張メッセで開催される展示会「CEATEC JAPAN」で,Mobile Communicatorのデモンストレーションを行う。

 Phoenix社は東京に開設した「Phoenix Symbian Competence Center」で開発を行った。同センターでは,無線情報端末向けソリューション・ビジネスを展開する。ファームウエアの開発やインテグレーション,Symbian社のOS「EPOC」のOEMライセンシングなどを行う。

 「Symbian社との提携を強化し,スマートフォンや通信端末など向けに,Symbian社のプラットフォームをベースにした技術を幅広く提供していく」(Phoenix社)。

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