米Computerworldが米国時間9月5日に,ITプロフェッショナルの年収に関する調査結果を発表した。景気低迷を反映して2000年ほどボーナスは高額でないものの,IT職の基本給与は平均的な米国の従業員より上昇率が高い。

 Computerworld誌が,IT管理職522人にアンケートを実施した。IT分野における給与は,上級管理職から初級職まですべてのレベルで前年比6%増だった。一方,平均的な米国の従業員の給与の伸び率は4%である。しかしITマネージャの80%は,これまで年に2回あるいは4回行っていた給与の査定を,景気の下降を考慮して年1回に留めていると回答した。

 ボーナスも不景気の影響が出ている。回答した企業のうち,ボーナスやストック・オプションを前年と同じレベルに凍結した企業は50%,そのような特典を排除した企業は20%だった。

 「IT職の給与は,他の分野より伸び率が高いが,2年前の2桁の伸び率と比較すると急落している」(Computerworld誌ITキャリア・エディタのDavid Weldon氏)。

 2002年に最も給与の上昇率が高いと予測されるのは,データベース管理者,ネットワーク管理者,技術サポート担当者,WWW開発者である。

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