オンライン人材サービス大手の米Monster.comが,「大学生の73%が,『自分は将来,資産100万ドルの百万長者(millionaire)になる』と考えている」との調査結果を発表した。
百万長者(millionaire)になる時期について,「50歳までに」とした人が63%にのぼり,「50歳以降」が10%だった。
調査はMonter.com社が2001年6月18日から25日にかけて,この6月に大学を卒業した人を対象に実施したもの。調査には傘下のTMP Worldwide社の協力を得た。
「ここ1年経済の状況はあまりよくないが,いまどきの学生にはそんなことは関係ないようだ。自分の実力に大きな自信を持ち,社会での成功を確信している卒業生が多い」(Monster.com社)。
「百万長者になる」年代については,回答が分かれた。30代が26%と最も多く,20台が22%で続いた。40台は15%。2000年に行った調査では,「30代に百万長者に」と回答した人が全体の97%を占めた。「自分が百万長者になることはない」とした人は,2000年には1%だったが,2001年には27%へと増えた。
詳しい調査結果は以下の通り。
■表 2001年卒業生の「自分が百万長者になると思う年代」
2001年卒業生 | 2000年卒業生 | |
20代 | 22% | 1% |
30代 | 26% | 97% |
40代 | 15% | 0.7% |
50代以降 | 10% | 0.3% |
「生涯百万ドルには届かず」 | 27% | 1% |
出典: Monster.com社
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