米Hewlett-Packard(HP)とドイツのSAP AGが現地時間5月30日に,SCM(supply chain management)ソリューションに関する提携関係の拡大を明らかにした。

 顧客であるグローバル企業やパートナ企業におけるSCMとサプライヤ管理能力の向上を支援する。

 「SCMはグローバル企業にとってますます重要になっている。HP社とSAP社は,耐故障性の高いサプライ・ネットワークを構築するための最新のSCM技術を顧客に提供する」(両社)としている。

 両社は販売チームとコンサルタントを相互にトレーニングし,ソリューションの設計,開発,配備に備える。共同ソリューションは,「mySAP Supply Chain Management (mySAP SCM)」ソフトウエア部品とHP社のグローバル企業向けハードウエアやミドルウエアを組み合わせる。

 テクノロジー企業のほか,消費者向け製品,自動車,航空宇宙や防衛,エンジニアリングや建設といった業界に向ける。また,HP社とSAP社のソリューション・センターで,導入前のコンポーネント設定やテストを行う。

 米IDCによると,SCMソリューション市場は今後5年は年平均25~35%で成長するという。

 またHP社は,SAP社の「SAPMarkets Partner Program」における「Most Valued Partner (MVP)」になることでも合意した。

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