米Sun Microsystemsが米国時間5月8日に,Network Attached Storage(NAS)製品「StorEdge N8400」と「同N8600」を発表した。

 「StorEdge N8000」シリーズ製品の容量は,スタンドアロンの構成で200Gバイトから最大10Tバイト。RAID 5の構成を採るとともに,部品に冗長性をもたしており,データ保護と稼働時間の延長を図っている。NFSおよびCIFSプロトコルに対応し,OSとしてSolaris,Windows,UNIXを使ったクライアントでストレージとファイル共有が可能。

 StorEdge N8000シリーズ製品はすでに出荷を開始している。価格は5万3800ドルから。

 Sun社はSolarisおよびWindows NT環境に向けたStorEdge N8000製品のサポート「SunSpectrum」(別途サポート料が必要)を提供する。またSun社のSun Professional Services部門がSun社製のストレージ製品の設計および導入コンサルティング・サービスを行っている。

 またSun社は,StorEdge N8400と同N8600がOracleデータベース環境向けNASテスト「Oracle Storage Compatibility Program (OSCP)」に合格したと発表した。2001年2月には「StorEdge N8200」がOSCP認定を受けており,「StorEdge N8000シリーズすべてが認定された」(Sun社)としている。

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