米Microsoftが米国時間4月26日に,ISV(独立系ソフトウエア・ベンダー)やWWW開発者向けのコミュニティ・サイト「Hosted Applications Development Community」を開設したことを明らかにした。ホスティング環境向けのアプリケーション開発を支援する。

 「.NET対応ホスティング向けのアプリケーション開発を手がけるISVに,技術知識やインタラクティブなサポートを提供する」(Microsoft社)という。

 「ISVは次世代のホスティング向けアプリケーションが“software-as-a-service(サービスとしてのソフトウエア)”モデルに向かっていることを認識している」(Microsoft社新事業担当ディレクタのDwight Krossa氏)。

 Hosted Applications Development Communityではニュース速報,白書,ケース・スタディに加え,Microsoft社Product Support Services部門が管理するニュースグループで情報を提供する。また開発者は,開発者同士やMicrosoft社の専門家との交流を通じて,情報やガイダンスを取得したり,サポートを受けることができる。

 Hosted Applications Development Communityは「MSDN Business Connection」のメンバと「Microsoft Certified Partners」に向ける。MSDN Business Connectionメンバはhttp://www.microsoft.com/asp/から,Microsoft Certified Partnersはhttp://mcsp.microsoft.com/の「Hosted Applications Development」リンクからHosted Applications Development Communityにアクセス可能。

 Microsoft Certified PartnersであるISVは,2001年6月末まで無料の電話相談サービスを利用できる。ホスティング向けアプリケーションの専門家が1対1で構築,設計,開発に関するコンサルティングを行う。

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