「企業のデータ・センターの四つに一つで,無線アプリケーションが主流になってる」。データ・センターの業界団体である米AFCOMが調査結果「Data Center Institute (DCI) Q1 2001 Data Center Survey」を米国時間3月27日に発表した。

 調査はAFCOMの会員企業を対象に2001年2月末から3月初旬に行われた。このうち北米のデータ・センターの上級管理職278人(全会員の9%)から回答を得たもの。

 2002年初頭までに企業データ・センターの40%以上が無線を手掛ける予定である。無線アプリケーションの登場が,データ・センターの購買計画の大幅な見直しのきっかけになっているという。回答者の61%が無線技術を採用するためにソフトウエアの追加購入が必要と答えている。また,14%はストレージ関連の購入が増え,9%はコンサルティング向け予算が増えるとみている。

 「無線アプリケーションの導入速度は過去数年間に予測されていたほど急速ではない。しかし,相当数の企業顧客が近い将来この技術に取り組むことになるだろう」(AFCOM会長のLeonard Eckhaus氏)。

 ちなみにAFCOMのData Center Instituteとは,企業データ・センター管理者の団体であるAFCOMによって設立された組織である。米Allen Systems Group,米BMC Software,米Computer Associates,Cybermation,米Diversified Software,米Imation,米Landmark Systems Corporationなどのベンダや,米Cooper Tools,米Navy Federal Credit Unionなどのデータ・センタの上級管理職が会員になっている。

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