インターネット・サービス向けデータ・センターの運営をサポートする任意団体「iDCイニシアティブ」が10月16日,正式に発足した。同団体は2月に,サン・マイクロシステムズ,日本オラクル,日本シスコシステムズの3社が提唱し,発足の準備を進めていた。

 同団体の目的は,従来型のメインフレーム運用用途のデータ・センターと同レベルのサービス品質をインターネット向けデータ・センターに持たせるなどの工夫によって,事業規模を拡大すること。活動内容は,SLA(service level agreement)や相互接続性に関する標準化活動,データ・センター事業のサービス・メニューの作成,データ・センターのビジネス・モデルの創出などである。

 協賛会社は10月16日現在で154社。理事会は,NTTデータ,サン・マイクロシステムズ,シスコシステムズ,新日鉄情報通信システム,電通国際情報サービス,東洋情報システム,日本オラクル,野村総合研究所,富士総合研究所の9社で構成する。

 iDCイニシアティブのホーム・ページのURLは「http://www.idcinit.com」。協賛会社リストや活動内容を閲覧できる。

(日川 佳三=日経コミュニケーション)