トレンドマイクロの米国法人Trend Microと米Network Applianceは米国時間1月25日，，両社が共同で開発したアンチウイルス製品「InterScan VirusWall iCAP Edition for Network Appliance」を発表した。Trend Microの「InterScan VirusWall」を「Internet Content Adaptation Protocol（iCAP）」に対応させたもの。Network Applianceのコンテン配信用装置「NetCache」に向ける。
iCAPはWWWコンテンツ配信のための標準仕様。コンテンツ配信やキャッシュを効率的に行うために定めたプロキシ・サーバーなど向けの遠隔手続き呼び出し（RPC）型プロトコルで，コンテンツの変換処理などをクライアントがサーバーに対して要求可能。コンテンツをキャッシュして管理するNetCacheがInterScan VirusWallをiCAPで呼び出せるようにすることで，サーバー上での効率的なウイルス監視が可能になるという。
「WWWページを繰り返しスキャンニングすることによる帯域の渋滞や遅れといった障害を引き起こすことなく，インターネット・ゲートウエイの安全性を提供する」（Trend Micro，Global Alliances部門上級副社長のAllan Thompson氏）。
InterScan VirusWall iCAP Edition for Network Applianceは現在ベータ版の段階。2001年第1四半期にTrend Micro社のVAR（value added reseller）を通じて発売する予定。価格は250ユーザ対応で5750ドル。
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