米Microsoft,米SightSound Technologies,松下電器産業の米国子会社Panasonic Broadcast & Television Systems(PBTS)の3社が米国時間3月19日に,インターネットを介した家庭向けデジタル映画配信の試験サービスで提携したことを明らかにした。

 SightSound社のデジタル映画システム「Digital Cinema System」にMicrosoft社の「Windows Media Video 8」や著作権管理技術を組み込んだ。これをPanasonic社のプロジェクタ「PT-D9600U DLP」に接続する。データ転送速度は4.1Mbps。「PT-D9600U DLP」の解像度は1280×1024画素のSXGA,

 試験サービスは同日,ペンシルバニア州ピッツバーグで実施する。Metafilmics社制作の「Quamtum Project」を上映する。キャストはStephen Dorff,Fay Masterson,John Cleeseなど。

 SightSound社はオーディオやビデオのダウンロード・システムなどを手掛ける会社。「Quantum Project」のほか,映画「Beyond the Clouds」,人気TV番組を映画化した「SouthPark」などのコンテンツを提供している。

◎関連記事
「映画産業の生きる道はデジタル化とVOD」と米フォレスターが予測
米CinemaNowがWindows Media使ったペイ・パー・ビューの映画配信を開始,3ドル
「米国のストリーミング・メディア視聴が65%増の3500万人に」と米ニールセン
NTT-MEがインターネットで映画配信,画期的だがビジネスとしては疑問

[発表資料へ]