米Macromediaが米国時間12月6日に,「Macromedia Flash」ユーザー向けにユーザビリティを高めるためのコツなどを揃えたWWWサイトを新設したことを明らかにした。

 新設したユーザビリティ・サイトでは,ユーザビリティの高いWWWサイト開発のコツ「10カ条」をはじめ,アクセシビリティ情報,サンプル・テスト例,関連記事リンク集,WWW開発の解説書を提供する。同社の製品ユーザーは言辞150社を超えるという。

 Macromedia社は,ユーザビリティを高めるコツとして,以下の10項目を挙げている。

1.ユーザーが何を求めてWWWサイトへやってくるのか,その「用件」に適う内容を提供すること

2.WWWサイトの目的となる事業や顧客のニーズを十分満たす内容にすること

3.不必要なイントロは入れないこと

4.ナビゲーション(WWWの構成)は,使いやすく,整理されたものにすること

5.ユーザー・インタフェースを統一すること

6.必要以上に動画を使いすぎないこと

7.サウンドも使いすぎないように。ON/OFFの切り替えボタンを常に表示すること

8.一般電話回線で接続するユーザーのことを考え,ページは5秒以内で表示されるように。トップページは40Kバイト以下に。

9.アクセシビリティに配慮し,身体に障害のあるユーザーにも使い易いWWWの設計をすること

10.ユーザビリティのテストを行い,使い勝手を確認すること

 Macromedia社は上記の8に関連し,アクセシビリティを高めるための開発キット「Macromedia Flash Accessibility Kit」の提供を始めたことを明らかにした。WWWサイトから無償でダウンロードできる。

 なおMacromedia社は10月にも,WWWコンテンツ開発向けオーサリング・ソフト「Macromedia Dreamweaver」と「Macromedia Fireworks」のアクセシビリティを高める拡張機能の無償提供を始めている

◎関連記事
Macromediaがグラフィックス・ソフトの新版「Flash 5」をリリース
Macromedia,WWWサイト作成ソフトの機能を拡張,アクセシビリティ向上図る
Sunが障害者のアクセシビリティ向上を目的とした研究所と基金を設立
Microsoftがアクセシビリティ高めた「MSN Explorer」プレビュー第2版を配布

[発表資料]