米PC Dataが米国時間12月5日に,感謝祭の1週間(2000年11月19日~25日)における米国のゲーム機販売状況に関する調査結果を発表した。
それによると,ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PSone」が11月19日~25日におけるゲーム機販売の42%を占め,3週連続で首位を維持した。同社の「PlayStation 2」は品薄のため販売シェアはわずか2%。
2位はセガの「ドリームキャスト」でシェアは27%。任天堂の「Nintendo 64」は26%だった。
「PlayStation 2は発売開始後,2001年初めまで毎週10万台が市場に出ると期待されたが,11月19日~25日の供給台数はその1/4以下だった。PlayStation 2の供給不足をPSoneが補い,玩具販売業者を救っている」(PC Data社ゲーム関連アナリストのMatt Gravett氏)。
PlayStation 2は供給不足のため,11月19日~25日に販売台数が71%も減少した。同期間に他の3機種は前週と比べて著しく販売台数を増やしている。ドリームキャストは前週から104%増,Nintendo 64は76%,PSoneは58%増だった。
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