米Micron Technologyが米国時間12月4日に,米Microsoftの家庭用ビデオ・ゲーム機「Xbox」向けに,DDR(Double Data Rate) SDRAMを供給することで,両社が6年契約を結んだことを明らかにした。

 Micron社が提供するのは,64Mバイトの主記憶向けのDDR SDRAM。クロック周波数200MHzの2Mビット×32構成のメモリ素子である。1ピンあたりの伝送速度は最大400Mビット/秒である。Xboxプラットフォームでのデータ転送速度は6.4Gbps。

 Xboxは2001年秋に出荷が予定されている。733MHz動作のPentium IIIプロセサと8Gバイトのハード・ディスク装置,64Mバイトの主記憶を搭載する。

 HDDに関しては,10月に米Western Digitalと,11月に米Seagate Technologyと,それぞれ3.5インチ型HDDの供給を受けることで2年契約を結んでいる。

 またNVIDIA社がグラフィックスLSIを提供することをすでに発表している。具体的には,3次元音響効果や広帯域通信を可能にするMedia Communications Processor(MCP)と,3次元レンダリング用グラフィックスLSIのGraphics Processing Unit(GPU)を提供する。

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[発表資料]