米Palmが米国時間11月13日に，データ通信可能な携帯電話とつないでPalm機をインターネットに接続するためのキット「Mobile Internet Kit」の出荷を始めたことを明らかにした。ラスベガスで開催中の「COMDEX 2000」で発表したもの。
Palmのm100，III，IIIc，IIIx，IIIxe，V，Vxの各モデル向け。価格は39ドル95セント。まずは米国で発売し，11月末には世界各地でも販売する。
キットの使用にはPalm OS 3.5が必要。OSのアップグレードは，WWWサイトからのダウンロード版が14ドル95セント，CD-ROM版が19ドル95セント。キットには，オプションとしてWAP対応ブラウザ「Neomar WAP Version 1.5」も含まれている。携帯電話向けのコンテンツをPalm機で見ることができる。
電子メール機能のほか，ショート・メール「Short Messaging Services (SMS) version 2.26」や「HandPHONE SMS version 1.3」も利用可能。「MultiMail」により，POP3やIMAP4のアカウントに接続できる。
Palm社は，450以上のWWWクリッピング・アプリケーションをWWWサイト（eee.palm.net）で提供している。Mobile Internet Kitには，コミュニケーション・ツールや金融関連，ニュース，レファレンス，ショッピング，旅行，エンターテインメントなど30のアプリが含まれている。利用できるサービスは以下の通り
ABC News，Amazon.com， Britannica，Buy.com，CBSMarketWatch.com，Continental Airlines，Delta Airlines，Digital Paths, ESPN.com，Etak，E*TRADE，Excite GO Translator，i-tinerary，MapQuest.com，Merriam-Webster，Prudential，Qwest Dex，Real Cities，Rovenet.com，SNAZ.com，Sports.com，Switchboard，ThinAirApps， Travelocity.com，United Airlines，USA Today，The Wall Street Journal，The Weather Channel，Yahoo!。
◎関連記事
■Palm，フィールド・セールス市場に向けた取り組みで米IBMなどと提携
■IBMがPalm機向けのWWWサービス・ソフトウエア「SWAP」を発表
■携帯端末のPalm，通信機能取り込みはBluetoothよりも移動通信機能内蔵を優先
■第二のiモードをねらうPalm
■携帯情報端末の世界生産台数は2000年に1000万台突破
