米IBMが米国時間11月1日に,無線機器対応WWWサービス・ソフトウエア「Superior Wireless Applications (SWAP)」を発表した。
SWAPはIBMのAIX上で動作,「eServer p640」などで利用できる。Palm搭載機などのインターネット対応携帯端末から「タップするだけで」,サーバー上にある管理作業にアクセスすることができる。
SWAPはIBMの「SNAPP (System Networking, Analysis, and Performance Pilot)」ソフトウエアを強化したもの。ID/パスワード保護機能,暗号化対応機能,アクセス制限機能などを備える。
SWAPが提供する主な機能は以下の通り。
・WWWトラフィックの監視,リアルタイムの販売データベース確認,製品説明や価格設定の変更。
・人事,施設,販売管理のためのアプリケーション書き込みと実行。
・現場からの販売レポートへのアクセスや発注。
・在庫数が一定レベルを下回った場合の遠隔通知。また遠隔操作による在庫調整。
・アプリケーションのトラブルや不正侵入が発生した場合,サーバーを終了/再起動する。
SWAPは容易にカスタマイズが可能。IT管理者が携帯端末から遠隔操作で記録データを管理や操作するためのサーバー管理ツールとして利用することもできる。
また同日,IBMと米Palmがモバイル機器向けe-businessソリューションの提供に関して提携関係に入ることも発表された。
◎関連記事
■IBMが“mコマース”向けミドルウエアやサーバー,サービスをどっと発表