パーム コンピューティング(http://www.palm-japan.com/)は10月19日,2001年上半期に開始する無線コンテンツ・サービスの提供に先駆けて,コンテンツ・プロバイダなどを対象に開発者会議を開催した。ベータ版の開発ツールも近日中に配布し,サービス開始までにコンテンツの充実を目指す。

 パームが提供するコンテンツ提供サービスは,無線通信機能を内蔵したPalm機に対して,ニュースやレストラン情報,地図情報など多彩な情報を提供するもの。Palm機からNTTドコモの携帯電話網を介して,パームのプロキシ・サーバーに接続。そこからインターネット経由でコンテンツ・プロバイダ各社のサーバー内のコンテンツをPalm機からアクセスできる。

 Palm機はiモード携帯電話と異なり,大きな画面を備えているので,多彩なコンテンツを表示するのに適している。さらにプログラムをダウンロードして実行することも可能で,iモードとはまったく異なるコンテンツを作成できる可能性を秘めている。

坂口 裕一=日経コンピュータ