「米国で働く人の40%が週に1度以上残業をしている。その一方で,75%以上の人が勤務時間中に私用を済ませている」。米Xyloが米国時間11月14日に,米国で働く人の労働状況についての調査結果を発表した。

 調査は米国の企業に勤務する成人1000人を対象に10月27日から30日まで実施,回答を得たもの。有効回答率は56%。詳しい調査結果は以下の通り。

■残業
・「週に1度は残業する,もしくは仕事を家に持ち帰って片付ける」:40%
・「毎日残業もしくは仕事を家に持ち帰る」:17%
・「週に2~3日は残業もしくは家に持ち帰る」:15%

■男女比較/年収別比較
 勤務時間については,男女の性別や収入のレベルなどでも違いがみられる。
・「毎日残業」は,男性19%,女性14%。
・年収3万ドル~6万ドルの人の1日当たり残業時間は年収3万ドル未満の人より3倍長い。

■勤務時間中,私用に費やす時間
 「月に1度以上,勤務時間を私用に使うことがある」との回答が75%にのぼった。頻度については,「毎日」が36%にのぼり,「週に2~3回」が18%,「週に1回程度」が10%,「月に1~2回」が11%だった。

・「毎日」と答えた人が1日に私用に費やす時間は,平均1時間21分。
・「週に2~3回」の人が1週間に私用に費やす時間は,平均2時間18分。

■勤務時間中に済ませる私用の内容
・「銀行振り込みや請求書の支払いなど」:34%
・「子どもの世話」:16%
・「食料品等の買い物」:12%
・「通院など病院関連」:12%
・「約束の取り決め」:7%
・「買い物」:7%
・「私用電話」:6%
・「ギフトの購入」:5%
・「旅行の予約や情報収集など」:3%
・「娯楽関連の情報収集など」:3%
・「高齢者の世話」:1%

■勤務場所
・「会社や営業先,出張先など自宅以外」:83%
・「自宅」:12%
・「会社と自宅の両方」:4%

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[発表資料]