スウェーデンのEricssonとJ-フォンが,J-フォングループのW-CDMAネットワーク・サービスに関して提携を結んだ。Ericsson社が現地時間9月18日に明らかにしたもの。

 Ericsson社はJ-フォン・グループが東京,大阪,名古屋で2001年から実施する第3世代携帯電話機サービスの第1フェーズにおける独占的システム・サプライヤとなる。J-フォン・グループはEricsson社のW-CDMA技術を利用し,無線マルチメディア,インターネット/イントラネット,ビデオ会議,国際ローミングといったサービスを加入者に提供する。

 Ericsson社は1994年からJ-フォン・グループの携帯電話機ネットワークにおける主要サプライヤの1社である。J-フォン・グループは現在,PDCネットワークの加入者を900万人抱えており,モバイル・インターネット・サービスの利用者は270万人を超えるという。

 Ericsson社は現在までに,W-CDMAネットワークに関して9件の提携を結んでいる。

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