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注:四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある 出所:インターネットの安全・安心に関する世論調査(内閣府)、2018年11月9日
注:四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある 出所:インターネットの安全・安心に関する世論調査(内閣府)、2018年11月9日
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 内閣府が発表した「インターネットの安全・安心に関する世論調査」で、7割がインターネットの利用に関連するトラブルを「不安」に感じていると分かった。中でも個人情報の流出を恐れる人が多かった。

 2018年9月に全国の18歳以上1666人から個別面接形式で回答を得た。インターネットの利用に関連するトラブルについて、「不安がある」と回答したのは34.7%、「どちらかといえば不安がある」は33.0%だった。「どちらかといえば不安はない」または「不安はない」を選んだのは合わせて21.7%だった。年齢別では、不安視する人が最も多いのが50歳代、不安なしとする人が最も多いのが10~20歳代だった。70歳以上はインターネットを利用していない人が約7割を占め、「不安はない」や「分からない」の割合が高かった。

 「不安がある」「どちらかといえば不安がある」「どちらかといえば不安はない」のいずれかを選んだ1287人に、具体的に何を不安に感じているかを聞くと、79.6%が「個人情報が流出する」を選んだ。「詐欺などに遭って金品などを取られる」「子供や家族が危険な目に遭う」「SNSやブログなどで誹謗(ひぼう)中傷を受ける」が続いた。

 インターネットを安全・安心に利用するために何らかの対策をしているかも聞いた。「している」が19.7%、「しているが十分かどうか分からない」が33.4%、「したいができていない」が6.1%、「していない」が10.8%だった。対策をしている人が過半だが、十分だと考えている割合は低い。対策できていない人の6割は理由として「何をしたら良いか分からない」を挙げた。