この原稿を読んでくれているあなたの成長のために、「絶対にやってはいけないこと」が二つある。それは
- 「あぁ、それは知っている」と知ったかぶりをする
- 「それは違う」と否定して受け入れない
この二つの行動だけ取らないでいれば、あなたはいつでも、どこでも、どんなことがらからでも、自分の成長にプラスになる何かを学べるようになる。
給料は誰が払ってくれているのか?
もしもあなたが「あなたの給料は誰が払ってくれているでしょうか?」と問われたら何と答えるだろうか?
経理?
社長?
会社?
株主?
どれも違う。
それは、お客様だ。お客様が提供された製品やサービスの対価としてお金を支払ってくれているからこそ、会社は給料を払えるのだ。
「あたりまえじゃん!」と思った人がいるかも知れないが、この質問をすると必ず「会社!」と答える人によく会う。それが何か問題なのかと言えば、大ありだ。
要は、誰のために働くのか、誰を向いて仕事をするのか、という根本的な価値観が異なるからだ。「会社に雇われて会社で働く以上は、会社の言うことを聞いて、会社のルールを守って、会社の利益を最大化するために働くことでお給料をもらっている」と考えている社員は、お客様よりも会社を優先するようになる。
そしてやがて、お客様に迷惑をかけようとも、会社が損をしないように会社を守る行動を採るようになる。これがお客様への対応の際に如実に表れて、確実に顧客満足度やNPS(ネットプロモータースコア)などの指標に影響を与える。