前回のこの場で紹介したInsideSalesやRadius同様に、BtoBマーケティングを効率化する注目サービスの一つにLeadspaceがあります。
今回はLeadspaceが提供する顧客マネジメントプラットフォームサービスを例に挙げ、サイトを訪問した潜在顧客の情報がどのように“丸裸”にされているかを紹介します。
サイト訪問だけで「潜在顧客か」見定め始める
あなたが何気なくBtoBサービスのWebサイトを訪問したとしましょう。このときサイトの運営者は、あなたがどの会社のどんな立場にいる人なのかを、IPアドレスやCookie(クッキー)を基にして高い精度で把握している可能性があります。
このような情報を活用してサイトの訪問者が潜在顧客かどうかを見定める手法のことを「インテントデータ活用」と呼びます。前回記事の後半で少し触れましたが、昨今はインテントデータを使った潜在顧客の評価がトレンドになりつつあります。
ここで紹介するLeadspaceは、インテントデータを元にサイトを訪問した潜在顧客とその潜在顧客が所属している会社の情報を統合し、SalesForceをはじめとするSFA(営業支援システム)に連携させるサービスです。
想像してみてください。みなさんがいつも利用しているSFAの顧客情報の画面に、下の図のように会社の規模や業種、売上規模などを調べ上げて自動的に入力し、分かりやすく表示してくれるとしたらどうでしょう?それだけで十分便利に感じますよね。