家事をするのが苦痛という人は多いと思います。時間がもったいないと思いながら、仕方なくやっている人も、少なくないでしょう。忙しい人なら、なおさらです。

 ただ、家事をしないわけにはいきません。家族と暮らしていて家事をする必要がない人でも、家事を手伝えば感謝されるでしょう。ならば、家事ノマドをすればいいのです。手足を動かすことで脳が活性化し、同時に何かほかのこともすれば脳に負荷がかかるため、脳を鍛えることにもつながります。

 特に料理は材料を切ったり、焼いたり、味付けしたりするなど、ものすごく頭を使うため効果的です。「アルツハイマー病になれば、家事の中でまず料理ができなくなる」と脳神経外科の世界では言われているくらいです。

 今回は、家事ノマドでどのようなことができるのかを紹介します。気に入った方法があれば、試してみてください。

頭の休憩時間を家事ノマドの時間にしてみる

 家事ノマドが脳を活性化させ、鍛えるとしても、自宅にいながらのノマドですので、なかなかやる気にならない人は多いと思います。これは当たり前のことで、家事をしながらよりも机でのほうが、仕事や勉強がしやすいからです。やることが制限されることもありません。

 ただ、頭が疲れてくると、効率が悪くなってきます。ストレスが溜まってくる人も多いでしょう。まさにこのようなときに、頭の休憩時間も兼ねて、ちょっと家事ノマドをしてみればいいのです。

 まずは家事をしてみるだけでもいいでしょう。家事をする時間は10分ほどでもかまいません。たったこれだけの時間でも、家事が終わって再び仕事や勉強を始めてみると、頭がスッキリしているものです。家事の途中でいいアイデアが浮かぶことも、少なくありません。私の場合、頭が疲れたら、すぐに食器洗いや掃除、洗濯、買い物などの家事をするようにしています。

 頭が疲れていないが仕事や勉強をするのがイヤになったときや、仕事や勉強をする気になれないときは、仕事や勉強の段取りや仕事のアイデアを考えながら、家事ノマドをするとよいでしょう。下手に机にかじりつくより、効果的です。まずはちょっとしたことを気軽に試してみてください。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。