ほとんどの人が、1日に何十分と歩いているかと思います。例えば、自宅から最寄り駅まで10分、会社の最寄り駅から会社まで5分歩いている人なら、1日に最低30分は歩いていることになります。営業など外回りの多い部署の人なら、1日に2、3時間歩く人も珍しくはないでしょう。
程度の差こそあれ、会社に勤めている人で、日常の無駄な時間として「歩いている時間」を挙げる人は少なくないと思います。健康のために歩いている人でも、近所など見慣れた所を歩いているのなら、機械的に歩いているだけになっているケースが多いのではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、「ウオーキングノマド」です。これなら歩いている時間も有効利用できます。今回はその方法をいくつか紹介します。脳の活性化にもつながりますので、ぜひ参考にしてください。
重要な仕事の段取りは、ウオーキングノマドが効く
重要な仕事に取りかかるとき、成否を左右するのが段取りです。この段取りがしっかりしていなければ、仕事が失敗する確率が高くなるだけではなく、無駄な作業やロスタイムも発生してしまいます。
私の場合、重要な仕事の段取りを考えるときは、ざっと机で考えてから、必ず歩きながら煮詰め、必要に応じてメモを取るようにしています。リズムよく歩くことで、脳が活性化されることが脳科学的に証明されているからです。
また、「歩く」と「考える」を同時に行うことで、脳に負荷がかかり、脳を鍛えることにもつながる、といわれています。実際、歩くことで偏った考え方がなくなったり、見落としていたことに気付けたり、新たな発想が湧いたりすることは少なくありません。