「優先順位は『声の大きさ』で決める」という記事が目に飛び込んできました。「脱出!暗闇プロジェクト」という短期連載の第1回目です。

 目に飛び込んできた冒頭部分を引用します。

 「現代のシステム構築・導入プロジェクトの多くは、前例がない、あるいは経験がないといった、先の見えない『暗闇プロジェクト』と言える」

 実際にこういった状況にある方もいらっしゃると思います。暗闇プロジェクトはそこにあるのです。記事は以下のように続きます。

 「この手のプロジェクトでは『常に変化し続ける状況に、いかに臨機応変に対応していくか』が成否の分かれ目となる。教科書的な知識は通用しにくく、“常識”とは異なる方策がむしろ奏功する場合が少なくない」

 成功させるためには、常識が通用しないのです。まさに暗中模索でしょう。システム開発の困難さをとらえた表現だと感じました。

 話は変わりますが今週は、ITproの人気連載である「木村岳史の極言暴論!」の特別編もお届けします。第1回目が、「SI亡国論(1)日本にも世界にも全く貢献できないIT業界」です。

 問題意識は全く別ですが、こちらも考えさせられる記事になっています。どちらも力の入ったものです。ぜひご一読ください。