米Mozilla FoundationのCamino Projectが米国時間2月14日に,米Intel製プロセッサ搭載版Mac(Intel Mac)で利用可能なオープンソースWebブラウザ「Camino 1.0」を公開した。Mac OS X 10.2以降に対応しており,Camino ProjectのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Camino 1.0は,「Firefox 1.5」と同じレンダリング・エンジン「Gecko 1.8」を採用し,Mac OS XのGUI「Aqua」に対応したWebブラウザ。SVG,タグ,JavaScript 1.6対応に加え,CSS2およびCSS3対応を強化した。

 ユニバーサル・バイナリ版で,Intel MacのほかPowerPC搭載版Macでも利用できる。多言語版となっており,デンマーク語,オランダ語,英語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,日本語,ポーランド語,ポルトガル語(ブラジル系および欧州系),ロシア語,スロバキア語,スウェーデン語に対応する。

 このほかに新版は,タブバーのデザインを変更したほか,ダウンロードの一時停止・再開,広告/ポップアップ・ブロック,Java Embedding Plugin(JEP),自動フォーム入力,履歴検索といった機能を新たに搭載した。

 なおMac OS X 10.1では,旧版の「Camino 0.8.4」を使う必要がある。

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[発表資料(Camino 1.0のリリースノート)]
[発表資料(Camino 1.0公開の紹介掲載ページ)]