米Microsoftは次期WebブラウザInternet Explorer(IE)7の新機能について明らかにした。同社のIE開発チームが米国時間2月7日にブログに投稿した記事によると,Webページを拡大表示できるPage Zoom機能が追加されるという。

 「4人に1人が視覚になんらかの問題を抱えており,Webページの閲覧でいっそう困難な思いをしているという調査結果がある」(同社)。IE7に搭載されるズーム機能は,元のデザインを損なわないようにしながら,読み取りやすさを向上させることを第一の目的としたという。したがって,ズームしてもWebページのレイアウトは変化しない。また,画像を拡大した場合の画像内の文字品質の向上も図った。

 ウインドウの右下にある「ズーム・ボタン」をクリックすると,100%,125%,150%の順で表示段階を切り替えられる。矢印をクリックして,10%~1000%表示の倍率を選択することも可能。また,Ctrlキーとマウス・ホイール,あるいはCtrlキーと+キー/−キーの組み合わせで操作することもできる。

 なお同ブログでは,IE 7で利用できる新たなショートカット・キーも紹介している。

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[Page Zoom機能に関するブログ記事]
[新ショートカット・キーに関するブログ記事]