米Microsoftと米Motorolaは，Microsoft社の「Windows Media」技術をMotorola社の携帯電話機に搭載することで合意に達した。両社がスペインのバルセロナで開催中の3GSM World Congressで，現地時間2月13日に明らかにしたもの。
具体的には，Motorola社の携帯電話機数機種で，Microsoft社のデジタル著作権管理ソフトウエア「Digital Rights Manager（DRM）」，オーディオ・フォーマット「Windows Media Audio」，「Windows Media Audio Professional（WMA Pro）」コーデック，マルチメディア対応プロトコル「Media Transfer Protocol（MTP）」をサポートする。
これによりユーザーは，USB 2.0を介し携帯電話機とWindowsベースのパソコンを接続し音楽データの同期が行える。「ユーザーは，Windows Media技術を利用しているさまざまなオンライン音楽サービスを通じて，好きな音楽をMotorola社の携帯電話機で楽しめるようになる」（両社）
Motorola社は，Windows Media対応携帯電話機を2006年下半期より提供する予定。なお，Motorola社はこの携帯電話機を，米Apple ComputerのiTunes対応携帯電話機とは別の製品ラインとして提供する意向であると米メディア（CNET News.com）が伝えている。
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