米Sun Microsystemsは米国時間1月24日に,2006会計年度第2四半期(2002年10月~12月期)の決算を発表した。売上高は33億3700万ドルで,前年同期の28億4100万ドルから17%の増収。同社は,一連の買収活動が売上増加に大きく寄与したと説明している。会計原則(GAAP)ベースの純損失は2億2300万ドル(1株あたり損失は7セント)で,前年同期の純利益400万ドル(1株あたり利益は0セント)から赤字に転じた。

 GAAPベースの純損失には,買収関連の費用である1億4500万ドル,リストラ策に関連する費用の1000万ドル,株式投資からの利益1400万ドル,300万ドルの税的効果などが含まれている。これらの影響は,1株あたり4セントの損失となった。また,米財務会計基準書第123号(SFAS 123R)の適用に伴う持分を基礎とした報酬の5500万ドルが経費として計上されている。

 粗利率は42.6%で,前年同期に比べ0.4ポイント拡大した。営業キャッシュ・フローは1億9100万ドル。

 同社会長兼CEOのScott McNealy氏は,「受注残がここ数年来,最高水準となった」とコメントしている。「x64 Sun Fire」「Sun Fire T2000」サーバー,「UltraSPARC(R) IV+」プロセサやオペレーティング・システム「Solaris」の需要が高くなっており,これは研究開発への投資の結果だと説明している。

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