米Yahoo!は，2005年第3四半期の決算を米国時間10月18日に発表した。売上高は13億3000万ドルで，前年同期の9億700万ドルから47％の増収となった。純利益は2億5400万ドル（希薄化後の1株当たり利益は17セント）で，前年同期の2億5300万ドル（同17セント）からほぼ横ばい。
提携企業に支払う手数料（TAC）を除いた売上高は9億3200万ドルで，前年同期の6億5500万ドルから42％成長した。
粗利益は8億1000万ドルで，前年同期の5億7400万ドルから41％増加。営業利益は2億7000万ドルで，前年同期の1億7200万ドルから57％成長した。償却費用を除いた場合の営業利益は3億8500万ドルで，前年同期の2億6000万ドルと比べ48％増加した。
当期の営業キャッシュ・フローは4億4000万ドルで，前年同期の2億67000万ドルから65％成長した。
事業別にみると，マーケティング・サービスの収入は前年同期比46％増の11億6000万ドル。リスティングによる収入は同55％増の1億7000万ドルとなった。
米国における売上高は，前年同期比41％増の9億2300万ドル。海外事業による売上高は同62％増の4億700万ドルだった。
Yahoo!社CFOのSusan Decker氏は，「第3四半期は，売上高と収益性が大幅に成長したほか，好調なキャッシュフローを記録するなど，予測を上回る業績に大変満足している」と述べた。「社内事業や買収への投資を続けながら好業績を達成できたことは，当社の強固なビジネス・モデルを証明している」（同氏）
また同社は今後の業績見通しについても明らかにした。2005年第4四半期のTACを除いた売上高は10億3200万ドル～10億8200万ドルの範囲，2005年通期の同条件の売上高は36億6000万ドル～37億1000万ドルの範囲と予測する。
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