米Akamai Technologiesは米国時間10月17日に,コンテンツ配信プラットフォーム「Akamai Media Delivery(AMD)」の強化内容について明らかにした。米Microsoftのデジタル著作権管理技術「Windows Media Digital Rights Management(DRM)」へのサポートを追加する。

 Akamai社は,新たに「Akamai License Delivery for Windows Media DRM」を提供し,AMDの顧客が有料の音声および映像コンテンツの保護と配信を行えるようにする。

 「企業のデジタル・メディア資産が増加するにつれ,価値あるコンテンツを保護する必要性も急速に高まっている。DRM技術は,幅広いビジネス・ルールやライセンスに対応できるため,メディア資産の保護手段としてますます効力を発揮している」(Akamai社)

 Akamai License Delivery for Windows Media DRMにより,コンテンツ所有者は,エンド・ユーザーのオンライン・アクセスを制限してデジタル資産を保護する一方,各種の決済モデルを通じて,Windows Mediaベースのコンテンツから収入を得ることができる。

 Akamai License Delivery for Windows Media DRMでは,メディア・パッケージング,著作権管理,ライセンス認可および交付,コンテンツ配信のためのツールが付属する。そのほか,特定のビジネス要件に合わせた権利定義や,コンテンツ・ファイルに関する複数の権利との連携などが可能。

 なおAkamai社は,デジタル・メディアの記録,保存,管理をはじめ,多数のネットワークを介したデジタル・デバイス向けの配信や,コンテンツ使用に関するセキュリティ,管理,課金,レポートといったサービスも用意している。

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