調査内容 2007年5月に導入したノート・パソコン
調査時期 2007年6月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 1661件(659件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2007年5月に導入したノート・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)ところ,購入台数のトップはレノボ・ジャパン,購入製品のユーザー数のトップはデルで,ともに前回2007年5月調査(2007年4月導入実績)に続いての連覇となった。ただしユーザー数は,レノボ(31票)に日本IBM(13票)を加えると,デルの39票を上回りトップとなる。これも前回2007年5月調査と同じだ。

 ノート・パソコンの1回答平均の導入台数は今回約10台で,前回2007年5月調査(2007年4月導入実績)の約33台,前々回2007年4月調査の約35台から約3分の1に急落。2007年2月調査の同28台弱,2007年3月調査の同24台弱からみても半数以下だ。

 すでに調査が終了している次回2007年7月調査(2007年6月導入実績)では,平均導入台数はデスクトップ・パソコン,ノート・パソコンとも大幅に回復している。平均導入台数からみるとこの5月は,日本では「企業のパソコン導入の需要の谷間」にあたったと言える。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,回答者の勤務先の情報システムの構成要素としてのパソコン・サーバーの導入状況を聞いた。当該月に正式発注や契約など購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の記事まで,「x社のデスクトップ・パソコンをy台導入した」という回答1件を,x社についての「購入製品のメーカー数」1件と表現してきたが,2007年3月調査の記事から,x社についての「ユーザー数」1件という表現に変更した。つまり「ユーザー数イコール有効回答数」であり,導入したノート・パソコンの実利用者数を聞いたものではない。
 また,本調査では1企業・組織からの複数の回答を有効としている(「所属企業・組織で情報システムを担当している」と明示した回答者であれば,「全社情報システム部門」に限定せず,「事業所」や「部門」や「ワークグループ」の情報システム担当者も,有効な回答者として認めている)ため,「ユーザー数イコール導入企業数」とは断言できない。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。今回の2007年6月調査では,ノート型で840台(1回答あたり約4.4台に相当)分の回答を集計対象から除外した。
 調査実施時期は2007年6月中旬,調査全体の有効回答は1661件,うち情報システム担当者の有効回答は659件。

図●前月(2007年5月)のノート・パソコンの導入台数(n=189)