構文

<p>・・・<strong>・・・</strong>・・・</p>

説明文

 HTML 4.0では,HTMLを利用して文書構造のみを記載し,文字の装飾や配置などといった設定はスタイル・シートに行うことになっている。<style>タグはページ内のスタイル・シートの設定を行う。<style>と</style>の中に記載したスタイル・シートは記述したWebページ内のタグに適応される。例えば,<p>タグに対し1文字インデントを行う設定をすると,Webページ内に存在する<p>タグ全てに対し1文字インデントするようになる。もし,例外的にインデントをやめたい場合は,そのタグに「style」属性にインデントを行わないよう設定すればよい。

 また,<style>タグ内にスタイル・シートを記載する場合は,非対応のWebブラウザに対して表示させないようにするため「<-- -->」でコメント・アウトしておくと良い。

 スタイル・シートの詳しい使い方については「CSSの基本」,各スタイルの使い方については「CSSリファレンス」を参照。

サンプル

HTMLソース

<html lang="ja">
<head> : <style type="text/css"> <!-- h1 { font-size : 18pt; font-weight : 700; text-align : center; color : #00ff00; } p { text-indent : 1em; } --> </style> : </head> <body> <h1>スタイル・シート</h1> <p>スタイル・シートを用いればフォントのスタイルやオブジェクトの配置などを 指定できます。</p> :

対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 strict 4 Transitional 5 6 7 2 3 8 9

要素,タグ

タグ要素 ヘッダ要素
包括可能要素 文字列
タグ記述条件 開始タグ:必須 終了タグ:必須

属性

よく利用する属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
type=言語 スタイル・シートに利用する言語を指定する。CSSの場合は「text/css」,JavaScriptのスタイル・シートの場合は「text/javascript」と指定する  

その他の属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
media=値 スタイル・シートを利用して表示対象となる媒体を指定する。ディスプレイなどの表示装置を対象とする場合は「screen」,プリンタなどでの印刷を対象とする場合は「print」,テレビに表示する場合は「tv」,プロジェクタに表示する場合は「projection」,携帯端末に表示する場合は「handheld」,点字ディスプレイやプリンタを対象とする場合は「braille」,音声を出力対象とする場合は「aural」を指定する。また,すべてを対象とする場合は「all」を指定する  
dir=方向 タグ内の文字の表示方向。「ltr」を指定すると文字を左から右に,rtlを指定すると「右から左」に表示する。しかし,多くのWebブラウザでは,文字コードを自動判別し,自動的に表示方向を決定している。そのため,日本語を「rtl」と指定しても実際には左から右に表示される。強制的に並び替えを行いたい場合は<bdo>タグを利用する  
lang=言語 タグ内に記述した言語。例えば,日本語の場合は「ja」,英語の場合は「en」を指定する  
title=タイトル タグのタイトル。一般的にタグの補足情報を記述する。一般的なWebブラウザでは,タグ上にマウス・ポインタを乗せるとツール・チップにtitle属性に指定した内容を表示する  

関連項目