構文

<!DOCTYPE>
<html>
  <head>
    ：
  </head>
  <body>
    ：
  </body>
</html>

説明文

　Webページを記載する場合にHTMLで記載する。そのことを表すために，HTML文書は<html>と</html>で囲む。

　<html>タグでは「lang」属性を利用してこのHTML文書がどの言語で書かれているかを指定できる。例えば，日本語であれば「ja」と指定する。

　HTML文書の中身はヘッダ部分とボディー部分に分けて記載する。ヘッダ部分は<head>と</head>タグ内に，ページのタイトルやページの詳細情報などを記載する。ボディー部分は<body>と</body>タグ内に，HTMLの本文を記載する。

　<html>タグは開始タグおよび終了タグのいずれも省略することができる。しかし，HTML文書であるということを表すために記述しておくとよい。

サンプル

HTMLソース

<html lang="ja">

<head>

  <title>HTMLの作成の仕方</title>

</head>

<body>

  <h1>HTMLとは</h1>

  <p>インターネットが普及し，たくさんの情報を簡単に閲覧できるように
なってきました。この情報を公開するのに利用するのがWWWです。このWWWを
記載するのに利用するのがHTMLです。</p>

  <p>HTMLはテキスト・ベースで記載します。この際，文字などを修飾する
際に利用するためにタグを利用します。タグは&lt;と&gt;でくくったもので，
その中に記載した文字列によって機能が異なります。例えば，&lt;h1&gt;は
見出し，&lt;p&gt;は段落を意味します。</p>

</body>

</html>

ブラウザ表示例

対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 strict 4 Transitional 5 6 7 2 3 8 9
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

要素，タグ

タグ要素 ドキュメント・ルート要素
包括可能要素 <head>，<body>
タグ記述条件 開始タグ：省略可　終了タグ：省略可

属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
dir=方向 タグ内の文字の表示方向。「ltr」を指定すると文字を左から右に，rtlを指定すると「右から左」に表示する。しかし，多くのWebブラウザでは，文字コードを自動判別し，自動的に表示方向を決定している。そのため，日本語を「rtl」と指定しても実際には左から右に表示される。強制的に並び替えを行いたい場合は<bdo>タグを利用する ○ ○ 　
lang=言語 タグ内に記述した言語。例えば，日本語の場合は「ja」，英語の場合は「en」を指定する ○ ○ 　
version=文書型定義 このHTML文書を記述しているバージョンを文書型定義にて指定する。例えば、HTML 4.01に準拠している場合は「version="-//W3C/DTD HTML 4.01/EN"」と指定する ○ ○ 　

関連項目