写真1●日本マイクロソフトの高橋明宏執行役
写真1●日本マイクロソフトの高橋明宏執行役
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写真2●日本マイクロソフトの佐藤恭平業務執行役員
写真2●日本マイクロソフトの佐藤恭平業務執行役員
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 日本マイクロソフトは2012年9月7日に、パートナー向けのイベントを開催した(関連記事)。大型新製品の「Windows 8」(関連記事)や「Office」(関連記事)などの投入を控え、パートナー企業の関心は高い。

 イベントに合わせて、日本マイクロソフトの高橋明宏執行役ゼネラルビジネスゼネラルマネージャー(写真1)と、佐藤恭平業務執行役員パートナーソリューション営業統括本部統括本部長兼パートナー戦略統括本部統括本部長(写真2)が会見に応じた。報道陣との主なやり取りは次の通り。

Windows 8は、アップルのiOSやグーグルのAndroidに対抗できるのか。

 スマートフォンやタブレット端末の台頭は、従来のWindows 7から今回のWindows 8発売までの間に起きた大きな変化だ。タブレット端末などの市場は当社が作ってきたかというと、そうではない。我々はWindows 8で端末の変化に対応し、タッチパネル操作に最適化したユーザーインターフェースを提供する。

 一方で、iOSやAndroidは、必ずしもビジネス用途で使うようには設計されていない。パソコン用OSとして、従来のWindowsとの互換性を保つことについて、一切の妥協をしていない。パソコン用OSとして、従来と同等以上の機能を持っている。既存のアプリケーション資産をそのまま活用したいビジネス用途でのニーズにも応えられると考えている。

「スタート」ボタンがないWindows 8のユーザーインターフェースに違和感を抱くという意見がある(関連記事)。

 率直に言うと、長年Windowsを使い続けてきた我々自身が一番違和感があったかもしれない。ユーザーがそう感じるのは当然だと思う。ただ、どのようなOSでも更新時に違和感があるのは仕方がない。慣れるまでに少し時間がかかるだろうが、そのデメリット以上に、操作がスムーズになるメリットが大きいと考えている。