米Microsoftが開発中の次期クライアントOS「Windows 8」が、いよいよ完成に近づいてきた。今週、カナダのトロントでMicrosoftが開催したパートナー向けのイベント「Worldwide Partner Conference」で、2012年8月第1週にRTM(Release to Manufacturing)版と呼ばれる完成版としてコードの開発を完了させることを明らかにした。
Windows 8の開発責任者であるSteven Sinofsky氏は、これまで「開発は順調」と繰り返してきた。だが、「製品の完成度が重要で、スケジュール優先で開発を進めることはない」と具体的な完成時期については明言を避けてきた。1カ月前という完成直前になって、いよいよ時期を明言したわけだ。
法人向けライセンスプログラムの「Software Assurance(SA)」に加入しているユーザーならば、早ければ8月中にもWindows 8を利用できるようになる。パッケージやプリインストールPCといった、だれでも入手できる形でも10月中には発売する予定だ。おそらく日本国内でもほぼ同時期に提供される見込みであり、あと早ければわずか1カ月、遅くともあと3カ月で読者の目の前に登場してくる。ぜひ、早めに情報を入手しておいてほしい。
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