写真●パートナー向けに講演する日本マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長
写真●パートナー向けに講演する日本マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 日本マイクロソフトは2012年9月7日、東京都内のホテルでパートナー企業を招いて「マイクロソフト ジャパン パートナー コンファレンス2012」を開催した。同社の樋口泰行代表執行役社長は基調講演で、「これほどの数の強力な新製品が短期間に出るのは、マイクロソフト始まって以来のこと。パートナー様と一緒に盛り上げていきたい」と話した。

 「強力な新製品」の中でも、特に10月26日に発売するWindows 8(関連記事)に繰り返し言及。「今から10月26日が待ち遠しくて仕方がない。パートナーの皆様と一緒に新しいインパクトを市場に与えていきたい」と話した。

 Windows 8の特徴として、Intelチップ以外にもARMなど様々なアーキテクチャーをサポートしたこと、マウス・キーボード操作とタッチ操作の両方に対応したこと、業務用の既存アプリケーションもタッチ操作に最適化した一般消費者向けアプリケーションも動作すること、などを紹介。「とても出来のいいOSで、企業にも一般消費者にも、万能のソリューションになると思う」と強調した。

 一方で樋口社長は「Windows 8については当社が情報開示やイメージ打ち出しを一元的にやらせていただいているため、パートナー様からは『これまでのように情報が出てこない』など色々なご意見を聞いている」と率直に話し、「これも競合と戦うための戦略。どうかご理解いただきたい」とした。

 樋口社長はWindows 8以外にも「強力な新製品」として、サーバー用OSの「Windows Server 2012」(関連記事)や、オフィス向けアプリケーションソフト「Office」(関連記事)などを挙げ、「何年かに1回しか来ないこの山場で、パートナー様と一緒に新しい市場を作っていきたい」と呼びかけた。